ネイルを赤にした。 小さな爪に、燃えるような色が灯る。 強い色は、お守りみたいなものだ。 昔からずっと、私を思い出させてくれる。 足元が揺らいでも、真っ暗闇に落ちてしまっても 私が私でいられるように、自分で掛けるおまじない。 彼には派手だね、っ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。