Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

本当は笑っていて欲しい

f:id:youxxxme:20210404191817j:image

待ちに待ったお出掛けの日。

今日のスケジュールは、

お昼ご飯を食べてから、

予約したリフレクソロジーのお店に行って

2時間たっぷり施術を受けてから

ホテルへ。

日が暮れないうちにお庭を楽しんでから

ホテルのレストランで晩ごはんを食べて

お部屋でゆっくりと過ごすといった感じ。


f:id:youxxxme:20210404200742j:image

新しいお洋服をおろして、

うきうきの私に対して、

彼はなぜかご機嫌斜め。

 

たまにある無言&酷い言葉を平気で投げつける日。

春先はいつもそんな日があって、

毎年喧嘩になってしまう。

 

せっかくの旅行なのに、なんで?って気持ちの方が大きかったけど

一生懸命押し殺して、

彼を刺激しないよう、酷いことを言われても我慢して

冷たい態度にも気づかないふりをした。

 

いつもならたくさん写真をとってくれるのに

今日はお願いして撮ってもらった1枚だけ。

にこりとも笑わない彼の傍で

私はずっとヘラヘラしていた。

 

新しいお洋服も褒めてもらえず、

傷つく言葉ばかりが積み重なった。

 

元気な振りをしないと、

旅行がダメになってしまう。

桜を見上げながら、いつも哀しいことばかり起きるなと思った。

 

 ホテルのお部屋は最上階だった。


f:id:youxxxme:20210404200845j:image

スカイツリーも東京タワーも見える

景色の良いお部屋だった。


f:id:youxxxme:20210404193412j:image

彼がタバコを吸いに出たから撮った写真。

精一杯の強がり。

 

写真のなかでは、良い思い出として残したい。

 

本当は笑っていて欲しい。

無理して欲しい訳じゃないけれど、

私だって無理をしたくない。

 

機嫌をずっととり続けるのは疲弊してしまう。

 

せっかくのホテルで

せっかくのレストランで

せっかくのお泊まりなのになあ。

 

明日は少し機嫌を直して欲しい。

どうかお願い。

 

=遊兎=