Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

貴方にとって可愛いもの

昨日飛んできた仕事を片付けていた。

とあるアーティストのライブ幕間で流れる

映像のロゴと美術のデザイン。

 

長くお付き合いのあるアーティストで

大体の好みは分かるし

何よりその子の「とある癖」もわかっているので

一生懸命作った今日のデザインも

きっと泡となって消えるんだろうな、なんて気持ちでいます。

 

担当の制作が、まだ入社したばかりの新人で

あわてんぼうな子なこともあり

できるだけ、美術は簡単に取り付けられて

かつ可愛く、手抜きに見えないものにしたいと思っている。

本当はそこまでやらなくたって良いんだけど

やるのなら、ちゃんと可愛くしたい。

 

まあ、容赦なく覆されるし

ぶっ壊されるんだけどね。

今までだって散々やられたし、見てきたわけだし。

それでも、手を抜けないのは

自分が自分の作るものに嘘をつきたくないんだろうなと思う。

せめて、完成させたい。

 

 

晩ご飯。
f:id:youxxxme:20230516164658j:image

ピーマンの肉詰め。

お惣菜のカニクリームコロッケ

レタスサラダ。

茗荷と大葉のお澄まし。

冷奴。

 

******

分かりたくないはずなのに、

手を取るように分かってしまうのは

デザイナーの性なんだろうかね。

 

あなたが思う「かわいい」を作れるのは私だって

私は知ってる。

 

=遊兎=