カチカチと鳴り響く、時計の音が嫌いだった。
何かを急かされるようで息が詰まるから。
だから、この家には秒針のついた時計がない。
あえて、物語に書き込む時計は、
いつも秒針の音がうるさい時計だ。
私が嫌いで、罰し続けている自分を
その部屋に閉じ込めるために。
******
しんどいストーリーを書いて欝々としてしまうけれど
プライベートはうきうきだからね。
今日も一人ご飯。
彼はとても仕事が忙しそう。
冷蔵庫の中をなるべく空にしたくて、
あまりもので作ったソテーと
最近はまっているおにぎり、
即席のお味噌汁でお腹いっぱい。
あっという間に、週末になるなあ。
明日は荷物をまとめないとな。
=遊兎=