Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

500円でどこまで行けるか


母の影響で
一年くらい500円貯金をやってる。
毎月数千円ずつの貯金なんだけれど
小さな瓶にいっぱいになってきた。

いくらくらい貯まっただろう、
これで彼と二人、旅行しようって話してる。
ちょっとした温泉旅館とか
少し高い観光地だとか
そういうとこに行くために。

小さな幸せに向かって貯めていく。


*******

痛みや圧迫感はまだまだ消えない。
暇を持て余して
在宅でできる仕事を探しては
デザインを作って消しての繰り返し。

もっと勢いがなくちゃと思う。
ハングリー精神が足りてない。


彼から頼まれて、
ちょっとしたロゴデザインは作った。

成果としてはそれくらい。



どうしても、家にいるのに飽きてしまって
体調も良いし、リハビリに
いつも歩いていっていたスーパーまで
一人向かった。

途中で胸が苦しくなり
左手で押さえながら歩いていた。
スピードはかなり遅く、呼吸も定期的に
無理やり深呼吸しないと
圧迫感で死にそうになる。

なるべく軽いものを買って帰ったけれど
やっぱりまだ、早かったみたいだ。


お風呂が済んでもまだ、
手術痕がピリピリ痛む。

酷い雷雨もあったし、
ちょっと参っている。

そんなときに限って
彼は編集で遅くまで帰ってこない。


淋しいけれど仕事は大事だ。
彼が帰ってくるのを待とう。
そうして、少しでも一緒に眠れたら良い。


=遊兎=