ストレスを抱えて
めそめそと泣く私に、
彼が提案してくれて
夜中に24時間スーパーへと出掛けた。
人がすっかりいなくなった商店街。
いつもなら飲み屋さんが賑わっている時間なのに
ほとんど人にすれ違わない。
都内にいるのに、福井に住んでた頃みたいだなと思った。
深夜のスーパーはほとんど人がいなくて、
いつも行かないスーパーだから、
珍しいものもたくさんあった。
お肉を食べてないから、
元気を出すためにもお肉を買おう!とのことだったので
彼は牛カルビを、私は鶏肉を買って帰った。
結婚祝いに貰った、小さなホットプレートを
まだずっと使えていなかったから
満を持して使うことに。
美味しくいただきました。
忙しくしていたときよりも、
ずっとずっと、彼と一緒の時間が増えている。
収入の心配や
健康の不安などは消えていないけれど
いつだって、1番に私のことを想ってくれる人がいてくれる。
泣いたら泣き止むまで抱いていてくれるし
くだらない話もじっと聞いてくれる。
それだけで随分救われている。
生かされているなと思う。
生きなければと思う。
=遊兎=