Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

例えばの話で泣いている

月の痛みが酷すぎて
急遽会社はお休み。

といっても元々
今日は出社日でないから
特になにも言われていない。

吐き気と熱と痛みで
ずっと魘されている感じ。
鎮痛剤を買いにいくこともできず
申し訳ないけれど
彼にお使いを頼んだ。

嫌な顔もせず、お使いを頼まれてくれる
彼に救われている。


一人でいると考え事ばかりしてしまう。


たとえば、
この痛みに耐え続けるのが苦しくて
婦人科でピルを処方してもらったとする。

毎月飲み続けることで
痛みに悩まされることは少なくなるかもしれない。

でも、だ。
私たちは子どもが欲しいと思ってる。
いつとは言わずとも
いつかは欲しい。

そのいつかは二人の年齢も考えれば
あまり遠くではなくて
だからこそ、
確率を考えれば
今、妊娠の機会を自ら減らしたら
どうなるのか。


考えているだけで不安になった。
自分かもしくは彼が
妊娠しにくい体質だったら。

自分が毎月苦しむのを我慢すればいいのか、
それに付随する
彼へ与えてしまっている負担も
我慢させてしまうのか。


何が良くて何が悪いのか
全然分からない。

妊娠したとして、
自分の体が持つのか、
本当に産んで育てられるのか、

母として生きていくのか

何もかも不安で
答えを出すことができなくて

それでも毎月の苦しさから逃れたくて。

胸のうちを少し
彼に話した。

明確な答えではないけれど
少しだけ楽になった、気がする。


=遊兎=