Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

一人ぼっちは淋しいから

彼がいないと
眠るのにも時間がかかる。

彼のパジャマを枕にかけて、
抱きついて眠った。
そうでもしないと
2時間も3時間も真っ暗のなか
眠れずに置き去りになるから。

旅先から、ポツポツと写真が届く。
通信制限が入らないように
最低限の連絡しかとれないけれど
そんな連絡だけを心待にして、
ひとり、家にいる。

仕事をして、
家事をして、
いつもどおり。

=遊兎=