Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

あの山並みを思い出してる

世間ではもうお盆かしら。

我が家は今年もお盆なんてないかのようにお仕事まみれです。

 

晩ご飯。
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彼にホッケ焼き。

私にはホタテともやしのソテー。

冷奴。

カブの煮物。

 

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今年こそはと思っていた帰省もできず

コロナ増加と被災で、地元はパニック状態で

母からのLINEの返事もとても遅くなった。

祖父母の家はやはり被災したらしく

水と泥を掻き出すのが大変だと夜遅くに連絡があった。

日中はボランティアであちこちに出ているらしい。

手を貸すこともできず、ただ言葉で労わるしかできない。

ふがいなくて辛い。

 

せめて顔を見せたかったな。

それすら叶わないのかと思うと心が潰れそうになる。

でも、家族を危険に晒したくないし

田舎の噂話はすぐに広まる。

私が帰省することで、家族が生活しにくくなるのなら

私が悪者になっていたほうがずっとマシだ。

 

家族も年をとっていく。

たった3年ですらも、大きく変化していく。

その変化に気づけないまま、

私は遠くで想うことしかできない。

 

=遊兎=