Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

殴って消えてしまえれば

突然来た自傷願望に

ぐちゃぐちゃにされた。

 

何度もあたまを殴り付けて

手足を千切ろうと引っ張ったり

かきむしったり、噛みついたりして

なんとか自分を傷つけようとしていた。

 

逆らえない。

哀しくて苦しくて

どうしようもない。

 

夜、魘されていたらしい。

気付いた彼が、私を抱きしめてくれたけど

私は絶望して泣いていた。

 

消えてしまいたい。

どうにかなってしまいそうだ。

 

=遊兎=