完全にダメになった。
結局解決していない問題は
先送りになるだけで
どうにもならない。
見て見ぬふりはできない。
泣きじゃくりながら、
ひとりリビングで夜を明かした。
一緒に眠ることはできない。
自分を責める言葉で喉が締め付けられる。
これからのことを考えるくらいなら
もう終わりにしたい。
迷惑をかけずにしぬ方法があるなら
躊躇なくそれを選ぶ。
消えたい。
もう何もできない。
どうせぜんぶ私のせいになるのだから
ここで終わらせてしまいたい。
泣いても無駄だ、
私には価値がない。
ただ、何もしないでいるよりも
歩み寄れればと思ったんだ。
振り払われたその手が
凶器のように心を抉ったんだ。
ただ、抱き締めて欲しかっただけだ。
それすらも赦されない。
赦されない。
=遊兎=