Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

心が砕ける音

完全にダメになった。

 

結局解決していない問題は

先送りになるだけで

どうにもならない。

見て見ぬふりはできない。

 

泣きじゃくりながら、

ひとりリビングで夜を明かした。

 

一緒に眠ることはできない。

 

自分を責める言葉で喉が締め付けられる。

これからのことを考えるくらいなら

もう終わりにしたい。

 

迷惑をかけずにしぬ方法があるなら

躊躇なくそれを選ぶ。

 

消えたい。

もう何もできない。

 

どうせぜんぶ私のせいになるのだから

ここで終わらせてしまいたい。

 

泣いても無駄だ、

私には価値がない。


ただ、何もしないでいるよりも

歩み寄れればと思ったんだ。

振り払われたその手が

凶器のように心を抉ったんだ。


ただ、抱き締めて欲しかっただけだ。

それすらも赦されない。


赦されない。

 

=遊兎=