Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

ほんとうにダメな奴だ。

仕事に行けなかった。

十分間に合う時間に起きたのに

準備をしているうちに気分が悪くなって

蹲ってしまった。

何度も悩んで、結局

休みの連絡を入れた。

 

ベッドに戻って

眠っていた彼に、

ダメだったことを告げた。

 

叱らずにいてくれた。

休もうね、って頭を撫でてくれた。

 

なんでちゃんとできないんだろうか。

心が空っぽになっていく。

 

=遊兎=