Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

約束に二重丸をつけて

友人に会いに行く約束が目の前まで来ていて

浮かれているのか、そわそわとしている。

 

今までで一番、予定を立てていない。

会う当日の夕食すら、決めないのは初めてなんじゃないか。

 

自分の性格的には、全て決めた状態で

予備案まで考えたうえで行動する方が安心なんだけど

今回はわざと、口に出さないように努めている。

 

「気軽に」会えるんだと、証明したいし

自分にも言い聞かせたい。

 

わざと早い時間の新幹線も予約した。

いい加減、待ち合わせで保護してもらうのも申し訳ないし

少しでも余裕を作っていきたい。

 

月のものが来なくて、少し不安定ではあるけれど

それ以外はとても元気なほうだから

自分のことだけでも少しずつ、キャパシティを増やしていきたい。

 


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今日の晩御飯。

マグロの漬け丼。

カブの煮物。

冷奴。

紅ショウガ入りのつくねバーグ。

インスタントのお澄まし。

 

紅ショウガ入りのつくねは、はるか昔に作ったきりで

またやろうと思いつつ、忘れてたレシピ。

彼がとても気に入っていたのでまた作ろう。

 

*****

月のものが遅れていることを、彼に話した。

まだ、どちらか分からないけれど、と前置きをして

期待しないでほしい、期待しすぎないでほしいと伝えた。

その必死さに、不安を抱えているのがにじんだのか

彼はお腹に耳を付けて、

あかちゃん、いるかな

とだけ言ってくれた。

 

いてほしい、とか

いますように、とかじゃなく

いるかな?とだけ口にしたのは

それが重荷になることを気づいたからかな。

 

毎月、月のものが来るたびに

ダメだったと泣く私をどう思うのかは分からないけれど

過度な期待が怖いこと、

その期待を裏切る自分を嫌いになってしまうこと、

そんな私と一緒にいることを選んだから

少しずつ、対応が変わってきたのかもしれない。

 

マニュアル通りではうまく行かない。

ドラマのようにロマンチックな言葉では響かない。

私と彼だけの取扱説明書が出来上がっていくような

 

彼の優しさが染みる。

 

赤ちゃん、いると良いね。

 

=遊兎=