福井にいたころに作った眼鏡が
とうとう壊れてしまった。
とてもお気に入りで、本当に本当に大切にしていたから
とてつもなく悲しい。
幸い、去年彼と一緒に
新しい眼鏡を作っていて、
時々仕事やお出かけの時に掛けていたから
使い慣れてきてはいたけれど
1番のお気に入りはこの赤い眼鏡だったから
心の支えを失ってしまったような気持ちだ。
セルフレームの寿命はもうとっくに来ていたし
福井に帰れなくて、全然メンテナンスもいけなかった。
仕方ないとは思うけれどやっぱり悲しい。
実家に帰ったときに、直せるだろうか。
時間が足りないだろうか。
調べてみたら、買ったのは2017年の1月だった。
彼との結婚が決まって、東京に出てくる前に作った眼鏡。
悲しいな、
淋しいな。
忙しくてそれどころじゃないけれど、
本当は悲しみに暮れてしまいたいほど胸が痛い。
=遊兎=