Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

キラキラと笑うきみと

朝早く起きて、とある場所へ。

写真を見た時はあんまりピンと来なかったけれど

実際見たら、ここだと思った。

ぱっとひらけた視界に飛び込んできた光、

私も彼も、あっという間に好きになった。

話も早々に、写真を撮りまくり

すぐに手続きの話を進めたいと伝えた。

 

またアップダウンの日々が始まるのかと思うと

少し怖かったけれど

前はなかったアドバンテージを手にしていると思うと

強気に出られる自分たちがいた。

 

今度こそ、と思う。

前回以上に、自分たちの希望を叶えている場所だった。

 

わくわくとどきどきでどうにかなりそうだけれど

私のスマホにも、彼のスマホにも

お互いのキラキラと笑う姿が映っていて

きっとふたりとも同じことを考えていたんだなと思う。

 

生きる場所を探すのは、本当に大変で

ずっとくらくらしてしまうけれど

あなたとなら歩いて行けると思うんだよ。

 

哀しくていつも泣いていた私が

こんな風に笑うのかといつもびっくりする。

魔法みたいな毎日だ。

 

 

*******

不穏な連絡が来て、とても心配している。

焦るけれど、落ち着いて話を聞こう。

何事もないといい。

 

=遊兎=