Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

真昼のファンタズマ





今日の晩ごはんは
久しぶりのねばねば丼
あと葱たっぷりのお味噌汁。
お総菜の唐揚げ。

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昼間、彼と一緒に出掛けて
昔連れて行ってもらったお蕎麦屋さんでご飯を食べた。



もう冷たいお蕎麦の時期ですね。


挙式前だと言うのに
彼は今日も明日も仕事です。
さすがに周りも気を遣ってくれればいいのに。

昨年5月1日に
こっちに引っ越してきて
もう一年が経ちます。

慣れなかった都会の喧騒には
ノイズキャンセリングヘッドフォンという強い味方も出来たわけで
少しずつ、こちらの生活に馴染むよう
成長できているんでしょうか。


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式のことで
積もり積もった思いが溢れてしまった。
泣いても伝わらないのは分かっている。
たぶん、この感情は
彼に伝わらない。理解できない。

重なって地層のようになった思いは
ひとつひとつは微量なものでも
月日が経つにつれ、ヒビが入り脆くなっていく。
たまたま、弱い地層があって
たまたま、彼の言動が引き金になっただけだ。
土砂崩れのような感情の吐瀉は
止められないし流れてしまったあとは
もう何も残らない。


哀しいだけだ、
ただ本当に哀しいだけ。

=遊兎=