Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

引き金はまだ引かないで



今日は在宅日。
予定通り、起きている間はほぼ
アニメーション制作に没頭してました。

昨日の夜の時点で
進捗20%ぐらいだったのを
今日で90%まで進められた。

てくてくと歩くアニメーション。
かなり手間がかかっているけれど
再生すると十秒足らずで終わってしまう。

それでも、出来上がっていくのを見るのは嬉しい。

明日、仕事から帰ってきてから
最後の10%を描き上げて納品予定。

ちゃんと間に合わせられそうでほっとしている。


*******

少し頑張りすぎたのかな。
アニメーションを描いていたら、
ふと過去のことを思い出してしまった。


自分が何かを頑張ったとき、
成果を出したとき、
答えを導いたとき、

先生や友人、周りの大人に言われた
「貴方が頑張ると周りの子のやる気が削がれる」
「貴方を見ていると私にはできないかなって思う」
「あなたのせいでみんなが伸びない」

そういった類いの言葉。

いろんなことを覚えさせたり、
身に付けさせたのは
周りが必要としたからで
こなす私を面白がったからで
使うのに便利だったからで

それなのに
できるようになったら
抑制しようと貶し始める。


できることを隠さなきゃいけない。
謙遜しなければいけない。
自慢なんてもってのほかで

奴隷のように只使われるべきで。


そういうのがぐるぐる回って
今やっていることも
誰かに話すのはいけないことなんだろう、なんて思う。


私ができるようになったことは
誰かが必死になって覚えようとしていることだから
私はもっと謙虚にしていなければ。


暗黙の了解だ。


憂鬱になる、
彼に話したら
きっとそれは間違ってるって
声に出して自慢して良いって言ってくれる。

分かっていても
やっぱり怖い。

できることは増えていくのに
私の意識はずっと
なにもしてはいけないままのわたし。

=遊兎=