Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

永く永く待ち望んだ逢瀬

義祖母のお葬式があり

火葬と納骨を済ませました。

 

60代で旦那さんを亡くしたおばあちゃんは

92歳までの間ずっと

おじいちゃんに会いたいと言っていたらしい。

 

私がおばあちゃんに会えたのは

結婚してからの数回だけで

ほんの少しの時間だけだけれど

 

とても穏やかでしなやかで

上品なおばあちゃんだった。

 

棺を閉めるとき、

義母が泣きつくように義祖母にかけよったのが

ぎゅっと心が締め付けられるようで

とてもじゃないけれど堪えられなかった。

 

生きる強さを教えてくれたのだと

両親は話してくれた。

 

おばあちゃんの思い出を

彼や親族がたくさん教えてくれた。

 

私が知れたのは

おばあちゃんのほんの僅かな一面だったと思うけれど

みんなに愛されていた人だと思い知った。

 

おばあちゃん、

やっとおじいちゃんに会えるね。

 

どうか安らかに眠ってください。

 

 

=遊兎=