Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

本当のことを話そう

やっと向き合えたような気がした。

ゆっくりと氷を解かすように

時間をかけた。

それだけの価値はきっと、あったと思いたい。

まだ未来のことは分からないけれど

少なくとも、手を取り合う選択肢を捨てずにいられた。

 

溶けた氷は水になって、

二人の間に染み入っていく。

なにもかもあっさり解決とはいかなくても

ゆっくりと馴染んでいく。

 

これからの形を考えていこう。

それが私たちの選んだ方法だから。

 

=遊兎=