Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

その中には森があって

どうにか、仕事を詰め込んで

ようやく空けられた時間で、

行きたいと思っていた展示に行けました。

 

ガウディとサグラダ・ファミリア展。

 

ガウディは、私が建築学生だった頃、

先生に参考にすると良いと言われていた建築家。

集合住宅の建築で、悩んでいた時に見た

カサ・ミラの写真は、白黒だったにも関わらず

強烈に心に刺さって、未だに覚えている。

サグラダファミリアもそう、本当に凄い建築物だから

ずっとずっと憧れ。

 

彼も興味を持ってくれたので、ふたりで出かけてきました。

国立近代美術館には初めて行ったけれど、

古き良き建築で、美術館自体も素敵だったな。

華々しい建築だけじゃない、

そっとそこにあるだけで、意味を持つ建築が

世界にはいっぱいある。

 

 

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展示の内容は、

ガウディの生涯をなぞりながら、

サグラダファミリアの建築についてを説く

シンプルながら奥の深いものだった。

 


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模型ゾーンは写真可で、みんなまじまじと見ながら

写真にも納めていた。

 

本当に美しいな。

どの部位をとっても、考え抜かれている。

教会は、神の家。

そして、すべての人への宗教の教科書であり

心のよりどころ。

 

美しさに照らされるたびに、涙が込み上げて仕方ない。

まあ、会場で泣いているのは私だけだったけど。笑

 

大盛況とのことだったので、

遅めに入館して、閉館ぎりぎりまでいたんだけど

本当に楽しめました。

学生の時にこの展示を見ていたら、きっとめちゃめちゃ影響を受けていただろうな。笑

 

狙っていた図録も買えました。

あと、ずっと好きだったセンチメンタルサーカスが

今回ガウディ展とコラボしていて

(実際、このコラボの情報でこの展示を知った)

クリアステッカーをお迎えしました。

 

それから、キャンバス地のトートバックと

個人的にお顔が好みすぎて買っちゃった刺繍缶バッチと

ラフな絵が可愛いマスキングテープも買いました。

いやはや、いっぱい買ったな。笑f:id:youxxxme:20230729222759j:image

ちなみに刺繍缶バッチはこれ。笑
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刺繍の関係で、目が線になってるんだけど

それがもう可愛くて。

 

トートバッグのライオンはマルコ、

缶バッチのワシはヨハネを意味するそうです。

あと牛と天使がいるんだけど、気に入った子だけお迎えしました。

 

幾何学を取り入れながら、

動物や植物をデザインの師として仰いだガウディ。

 

教会の中には、本当に森があった。

模型ですら、ため息をついてしまうほど美しい森が。

 

きっと、本当の建築を見に行けたら

泣くだけじゃすまないと思う。

 

2026年に一番高いイエスの塔が完成する予定。

生きている間に、すべてが完成するんだろうか。

そうでなかったとしても、

この制作の過程と共に生きられることを感謝してしまう。

それくらい、美しく素晴らしい建築だと思う。

 

=遊兎=