Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

ふわふわでやわやわで温かい命

彼と一緒に、下北沢にお出かけ。
f:id:youxxxme:20240314185124j:image

お気に入りのカフェで、ケーキも食べちゃった。

チョコレートのシフォンケーキ、

クリームたっぷりでも甘すぎないから、

ここのケーキ好き。

 

*****

通りかかったペットショップで、

可愛い子犬がたくさんいて、

思わずふらっと入ったら、

店員さんに抱っこしてみます?って

まだお店に来たばかりのパピーを渡されてしまった。

 

そんなの手放せるわけない…

昔飼っていたんですっていったら、

おねむのシーズーちゃんを抱っこさせてくれて

声にならないきゅうきゅうと鳴く子を

お膝の上に置いて、ずっと泣きそうになってました。

 

可愛かったな…

そして温かくて、柔らかかった…

 

もうお家を買ったから、

わんちゃんと住むこともできる。

そう分かっていても、

いのちを迎え入れる準備を

私たちが今できるかわからなくて、

それに、そんな気軽にお迎えしていいものではないって

幼い頃からずっと犬と暮らしてきたから

本当によく分かっていて。

だから、

熱烈に店員さんが薦めてくれても

心を鬼にして、お返ししてお店を後にした。

 

後ろ髪はめちゃめちゃ引かれた。

だって、懐いてくれて

まだ人慣れしてない子って言ってたのに

私の腕の中で眠ってくれて。

本当に可愛くてたまらなかったけれど

今日ではないって思ったから

ばいばいって何度も頭を撫でてお別れをした。

 

まだ、あのちいさないのちの重さが

腕に残っている。

あのやわらかさも、鼻を鳴らす小さな声も。

どうか、素敵なお家の子にになるんだよ。

幸せで、怖い物なんてひとつもなくて

たくさん悪戯して、遊んで、

ごはんでお腹いっぱいになったら、

あったかいところで眠るんだよ。

 

いつか、私たちの家にも

そんな子が来ますように。

ちゃんとお迎えして、

めいっぱい愛してあげられますように。

 

=遊兎=