Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

お出掛けの準備。


彼は朝から撮影で、
一緒に目が覚めてしまったから
家事をして過ごしていた。

あまり眠れなかった。
たまにある、
悩み事というか、
頭の中にこびりついたことが気になって
深く眠れないこと。

そんな日もある、と割り切れればいいのに
うまく呑み込めないのがほとんどだ。


撮影は昼で終わるから、
現地集合で少しの用事と
彼の社員旅行への準備物を買いに出かけてきた。

乗りなれない路線の電車は少し疲れる。
ひとりで長く電車に揺られていると
自分では大丈夫だと思っていても
震えが止まらなくなってしまう。


用事のために、上野へ。
観光客であふれ返る駅に
気圧されながら
なんとか、目的は果たせた。

寝不足のまま、ふらついていたからか
いつもより少し疲れるのが早い。

それから、彼のお買い物を付き合って
機内に持ち込めるキャリーケースだとか
海外でも持ち歩きやすい鞄だとかをお迎えした。

帰ってきてからは、さすがに眠ってしまった。
ソファではあったけど彼が傍にいると思ったらぐっすり眠れた。

明日も彼は撮影で、
私は在宅でお仕事の予定。

=遊兎=