Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

成果に見合った報酬がいい

哀しいことがあって泣いた。

家でぼろぼろと涙をこぼして

彼が抱き締めてくれたり、話を聞いてくれたりして

やっと収まったけれど

凄く凄く哀しかった。

 

スタジオ関連でとあるミスがあって

全く非のない私が後始末に追われ、

さらには報酬まで削られるという

酷い仕打ちを食らった。

 

なんとかミスをフォローできて

運良く帳消しにできたけれど

それは私が頑張ったからで

利益を一から作ったのも私で

ミスが予測できたから、前々から何度もアナウンスして

直前にも再度連絡をいれていたのに

忘れてたの一言で済まされそうになって。

 

ミスをされたのがショックだった訳じゃないし

報酬を減らされたのが嫌だった訳でもない。

 

私がしてきた仕事を軽視されたこと、

減額された金額に

たかがそれくらいの金額で執着して…と嘲笑されたこと、

機嫌をとるために後から減額を取り消して、無かったことにしようとされたこと。

 

それらの対応がどうしても許せなくて

悔しくて泣いた。

 

彼はひとつひとつをちゃんと受け止めてくれて

私が頑張ったのに、損をする必要なんてないって

はっきり言ってくれて。

代わりに連絡したいけど、あえて堪えてくれたりと

私の想いを汲んで傍にいてくれた。

 

理屈では分かっていても

感情が押さえられなくて

その2つの意見が自分の中で混ざりあって苦しかった。

女はすぐ感情を持ち出すと言われるのが嫌で

それでも無視できるものではなくて。

 

面倒なことはよく分かっている。

 

でも、一生懸命働いて産み出した仕事を

はした金だと笑われるのは哀しかった。

自分の取り分はほんとうにわずかで

会社や契約してくれている方々のために

利益を作っていることを

ないがしろにされたのが辛かった。

 

わんわん泣いて、やっと落ち着いてから

後対応をして、運良くミスをフォローできたけれど

もうこんなこと起こさないでほしいと思った。

 

泣き止んだあと、

ふたりでケーキを買いに行った。

泣いて疲れたけれど、そのあとちゃんと雇い主とも話して

明るく次の仕事の話をした。

次に会ったときもきっと、笑顔で話せる。

もうこの話は終わりだ。

 


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りんごのムースケーキ。

下がパイ生地になってて、

ムースはふわふわで泡みたいに消えてった。

とっても美味しかった。

 

=遊兎=