Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

雫がおちていく。

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昨夜、どうしても

話さなくちゃと思って 

彼に今の思うことを話した。

 

堰を切ったように涙が溢れて

言うつもりのなかった起死念慮まで

口にだしてしまった。

 

毎日、しにたかった。

ここ1ヶ月はずっと憂鬱をかかえて

消えることばかり考えている。

 

そんなの伝えたところで

きっと何も変わらない。

 

辛いと話したことを咎めはしなかったけれど

私は心を開けなかった。

次、口を開いたら、きっと私を責める言葉が出てくるから

自分が悪い、私がしんだらいいと

繰り返し呟いた。

 

本音だ。

もうがんばれない。

もう終わりにしたい。

毎日そう思う。

そう思っている私を許してほしい。

 

でも許されない。

私はまともでいなければ価値がない。

しにたいと泣くのは馬鹿なこと。

 

難しく考えなくていい、そう言われたけれど

きっとその場しのぎの慰めだと思う。

 

考えているんじゃない、

そう思うしかないのに。

 

*********

平気な振りをして、

ふたりとも普通の生活に戻った。

少しだけ腫れ物に触るように接してくれる。

 

脱け殻みたいだ、

泣いている私はどこかに捨てた。

 

=遊兎=