Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

手紙を書きたい相手がいる

手紙を書くのが好きだったのに

少しずつ、少しずつ

書く量が減っていく。

 

書きたい相手はたくさんいるのに

言葉を紡ぐのが怖かったり

何から話せばいいのか分からなくなってしまって

ただ、縋りつくような文章に

自分で嫌気が差してしまう。

 

本当は、ただ

きみを想っていると書きたいのに

そんな言葉が重すぎて

何かを贈る口実に、

近況を少し書くだけになった。

 

それすら、届けられない人もいて

本当に自分が嫌だな。

 

思うだけでは意味がないのに。

 

=遊兎=