Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

たとえ心が引き裂かれたとしても

編集の進みが良いので、

彼が見たがっていた映画を観に行くことにしました。

新しくお迎えしたニットと、同じく新しいジャンスカ。

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メイドさんみたいだなあ?笑

たっぷり生地を使っていて、裾がふわっと広がるので

とても可愛いです。

あと、こんなに白い服を着るのも珍しいよね。

春だからいいか。笑

 

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観に行ったのは「フェイブルマンズ」

スピルバーグ監督の自伝的映画。

2時間半あったんですが、全然感じないくらい。

もっとドキュメンタリー的な映画かと思ったけど

とてもしっとりと進んでいきながら

時折深く突き刺さってくる。

 

クリエイティブなことをすると

時に心を引き裂かれるような選択を迫られる。

 

それでも映画を作ることを止めなかった健気な姿や

時に知らなくて良かった事実を映してしまう残酷さ、

ノンフィクションの出来事ですら、フィクションとして切り取れてしまう危うさを

とても穏やかに、そして美しく表現した映画だった。

 

最後の地平線を意識して、カメラを揺らした演出、

とっても良かったなあ。

くすっと笑って終えられる映画は素敵だと思う。

そして、映画の終わりが物語の始まりであること感じさせるのも

とても良かった。

 

映画好きな彼と一緒だと、

今まで興味を持たなかったジャンルの映画を見ることができて

いろんな刺激になる。

まあ、たまに本当にハマらないときもあるけど。笑

でも、どんな映画や作品も

それを作り上げた人たちのことを想うと

胸が熱くなるし、私も作りたいという衝動に駆られる。

 

たとえ心が引き裂かれたとしても。

私も、彼も、作ることをやめられない人間なんだと思う。

 

 =遊兎=