Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

雨の中での一期一会

久しぶりに
彼も私もお休み。

買いたいものがあるとのことで
ふたりで昼から新宿まで出掛けてきました。
ひどい雨だったけれど
たまのお休みくらい、出掛けたいよねって。

そしたら、最寄り駅で
知らないおば様に話しかけられて
今から行く電車は新宿まで行くかしら?って。
何十年かぶりの電車だったそうで
とっても心配だったようで。

私も彼も、そういうときに
よく話しかけられるんだけど
たまたまそのおば様は、お話好きだったようで
今日は60年来の親友のお見舞いだったとか
9歳上の旦那さんとは20歳のときに結婚して
去年先立たれてしまったこと、
その旦那さんから、君の好きなことしたらいい、いつでも健康で優しくいてくれるだけでいい、と言われていたこと、
そしてその旦那さんがとても大好きだったことを教えてくれた。
私たちが手を繋いでいたこともあり
ずっとずっと仲良く暮らしていってね、なんて言って貰ったりした。

電車が来る前に彼はおば様に
傘の有無を尋ねて、おば様は鞄の中を探したけれど
どこかに置いてきてしまったと呟いた。
すかさず、彼が持っていたうちの1つの傘を手渡して
使ってくださいって、おば様に渡した。
私たちは1つあれば十分ですからって。

あー、こういうとこが好きなんだよなあって
改めて思った。

損得じゃなく、
相手が困らないように先回りして考えて
優しさを差し出せるとこ。

傘を差し出されたおば様は少し驚いていたけれど
すぐに笑顔になって
ありがとう、こんな素敵なことがあるなんてって言ってくれた。
今日はたくさん良いことがあったから、
たくさん日記に書くことが増えたわって。


元気なおば様はそれから、電車に乗り
降りるときも声をかけてくれた。

外はどしゃ降りだったけれど、
おば様は足取り軽く電車を降りていった。


私と彼の年齢差が、おば様と旦那さんの年齢差と同じだったこと
電車に乗りなれていないこと、
日記を書いていたこと、
いろんなことがちょっとずつ、私たちに似ていて
不思議なご縁だったねって彼と話していた。


あんなチャーミングで可愛らしいおば様に会ったのは
久しぶりだったなあ。



*******

彼が音楽とストーリーを楽しみたいからと
ニーアオートマタを買った。
プレイは得意じゃないから、遊兎がやってるのを横で見てたいって。笑

幼い頃、父との交流はほとんどゲームだった私なので
レーシングとシューティング以外だったらそこそこできるよと話していた。
まさか、彼の隣でゲームをすることになるとは。笑


それもまた不思議な感じだけど
ふたりで楽しめる趣味が増えたので
なんでも良き良き。


明日から出勤日が変わります。
さっそく出勤なので、慣れるよう頑張らねば。


=遊兎=