Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

私は優秀な助手

彼のお仕事で、手詰まっていたから

いろいろ調べている。

少し前にも、ロケーションを探したんだけど

今日は衣装の参考をいろいろ探してた。

 

可愛いドレス。

チュールスカートに、

花の刺繍。

 

とびきり可愛い靴も見つけた。

 

きっとあの子に、この曲に似合うよって見せたら

彼は喜んでくれて、

監督に提案してみると言ってくれた。

 

企画書と同じように、

リファレンスを探すのも好きだ。

無限にやっていたいくらいに楽しい。

 

ほかの業界じゃ、そうそう役に立たない技能だけど

彼や制作会社では重宝してもらえる。

自分の存在価値を、少しだけど認めてもらえる。

 

自分を毎日肯定しようと生きている。

なかなかうまくいかなくて、

いつも命を手放そうとしてしまうけれど。

 

うまくいかないな、

もっと楽に生きられたらいいのにね。

 

=遊兎=