Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

もう何も考えられない

新しいお洋服を下ろした。
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襟の大きなブラウス。

ボタンが全部、パールになってて可愛い。

 

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本当はスカートも下ろしたて。

ブラウンのチェックが可愛いスカート。

全身写真も撮りたかったけど、彼がまだ眠ってて

寝室の全身鏡が使えなかった。

 

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仕事に行って、いつも通り

内定書類を作ったり、仮ナレを頼まれたり

細々と作業をしていた。

 

警告音が鳴っていて、

なんだろう、と思っていたら

5年前入社時に組んだNASの警告音だった。

5年間ほぼエラーもなく、問題を起こさなかったいい子なんだけど

突然のエラー音と警告表示。

2つ入れていたうちの片方のHDDが故障、

RAIDを組んでいたのでバックアップされているはずだったけど

警告音を止めた瞬間に、

もう一方にもログインできなくなり

ネットワーク上からアクセスが不可になった。

 

社内に相談できる人はいなくて

どっと冷汗が噴き出す。

どうする?どうすればいい?

一人ですべて決断しなきゃいけない状況。

 

とりあえず、通電を止めて

急ぎ対応してくれる業者を探した。

電話で対応をしてもらっている間

社内LINEで上司と、NASを頻繁に使っている経理に連絡。

HDDが壊れることはまあ、仕方ないことだけど

本来RAIDを組んだ両方が一気に壊れることは珍しく

かなり焦った。

 

担当の人に状況を説明して、

5年前に組んだNASにしては、情報をしっかり覚えていたこと

状況の判断が良かったこと、

それまでの運用状況も悪くなかったことで

データ復旧の見込みはあると言われた。

ただ、中身を開けて見ないことには確定できないこと

見積もりは、想像していたよりもずっと高かったこと

とりあえず、早急に送ってほしいと言われた。

 

見積もりの概算を上司に伝え、

バックアップ状況なども加味して、

料金が高すぎなければ復旧することも考えましょう、と言われた。

 

5年間、社内の人はたまにしか使わなかったけれど

経理はほぼ毎日使っていて、

私は5年間みんなから頼まれて作成したデータのほとんどを

そこに保存してた。

かなり込み合った計算表だったり、

いろんな契約書のひな形だったり。

5年間ものすごい量のフォーマットを作ってたから

それが全部吹き飛んで、私だけが真っ白になった気分だ。

 

NASを梱包して、宅急便に渡してもらえるよう

社員さんに預けてきた。

 

すぐに帰れると思ってたのに、

退社直前でこんなことになったから

2時間近く対応に追われていたみたいだ。

 

昼間は法人スマホの契約で

先方の不手際の後始末で、ずっと電話していたのに

本当に厄日みたいな1日だった。

 

データはちゃんと復旧できるだろうか。

復旧をお願いできる金額で見積もりは来るだろうか。

 

私のせいで壊れた訳じゃないし、

私がいなかったら多分、データはすべて紛失してただろうけれど

なんとなく、責任を私に押し付けられているような感覚になる。

疲れて参ってるだけかな、

 

気持ちが落ち着かない。

 

=遊兎=