Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

生きてるだけで過敏症


ちゃんと撮ったのを載せるとか言ってたけど
それもしばらく叶いそうにないので
髪を切った当日のお写真。

短くなりました。
前髪が斜めにオン眉で
首がざっくり見えるくらいの長さです。

ぽわんとした丸いフォルムになってて
やたらと可愛い感じになってます。

30センチほど切ったんだけど
彼はもちろんのこと
美容師さんにも似合うと褒められたので
意外と気に入ってます。

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入院をしたことで
自分の入ってた保険を
あれやこれやすべく、
地元の保険の方へお電話。

一年近くほったらかしにしてたのに
ちゃんと対応してくれて有り難い。

ほんのすこしではあるけれど
今回の入院についても、
今度する手術についても
保険料が降りるらしい。

万が一でかけていたつもりだったけど
案外突然降りかかるものなんだなと
つくづく思い知らされます。


出勤できないので
家にいて、ぼちぼち在宅のお仕事と
デザインコンペに参加しているんだけど
じわじわと
「手術さえなければ撮影や展示ができたのに」って気持ちが沁みてきて辛い。

「手術さえなければ」が
「痛みさえなければ」に代わり
「私が何かしたのか」と理由を探し
「何かの代償なのか」と言い訳を考えて。


命に関わるものではないけれど
手術せざるを得なくて
遅かれ早かれするのであれば
早い方が良いことも理解できるけれど。

今は今しかなくて
たった5センチの腫瘍のせいで
夏が終わるかもしれなくて。


それがなんだかとても
悔しくて哀しい。


まだ夏は来ていないのに
あれもこれもしたかったのにって
後悔させられるような感覚。

また来年でいいじゃないかって
彼はいうけど
理屈では分かるけれど
やっぱり嫌なんだよ。

今年がよかったんだよ、
今やりたいことなんだよ、

誰かのせいなら我慢できたかな、
自分の行いが悪かったんだろうか。

今年の夏を引き換えに
命は助けてもらったんだろうか。


ストレスのせいか
体調のせいか
どんどんと過敏症が酷くなる。

音はもう、ノイズキャンセリングヘッドフォンがなければ
他人のいるスペースにはいられない。
玄関から一歩出るときにはヘッドフォンがなくてはならない。
家にいても窓を開けていられないから、換気の時はヘッドフォンをする他ない。

匂いや光にも弱くて
見えない敵と戦っている。

馬鹿みたいだな、
生きづらいだけなのに。

受け入れてしまえば楽になるのに
なんで拒むんだろう。

それも
何かを引き換えにしてもらったんだろうか。

神様はいつも
不利な条件ばかり突きつけてくる。


=遊兎=