Cry for the Moon

哀しがりの黒猫のひとりごと。

ふわふわのパンみたいな匂い

一泊して、すぐに帰る時間になった。

父は趣味のゴルフ観戦に出かけて

姉もどこかに出かけたらしい。

家にはあずきと母だけで

朝少し早く起きて、あずきと遊んだ。

f:id:youxxxme:20231027032136j:image
ふわふわのいいこちゃん。

撫でられても嫌な顔しないのね。

いいこね。

 

母の運転で駅に向かい、

たまたまセレモニーで賑わってしまっていたから

道の途中で下ろしてもらった。

いつもの手厚い見送りも、今回はナシで。

 

ずっと眠れなかったのに、

実家での夜は久しぶりの睡眠だった。

両親が早くに起きた物音で、目は覚めたけれど

ここ数日の不眠がすんなりと解消されたことに

自分でもすごく驚いた。

 

たぶん、ずっと気がかりだったんだろうな。

 

帰りの新幹線の中では、

ずっと天使ちゃんの写真を眺めていた。

会ったあとが一番会いたいんだよな。

もっと抱っこしたり遊んだりしたかったな。

弾丸の帰省はいつも、足りない気持ちになる。

 

彼もずっと仕事をしていて、大変だっただろう。

新幹線でも、ずっと編集作業だった。

まあ、他にすることがないおかげで進みは早かったって言ってたけど。笑

 

目を閉じて、祖母のことを思う。

子供のような人だったなと思う。

少なくとも記憶に残っている祖母は

いたずらっこのように笑い、甘いものが好きで

ゲームが好きで、博打家な人で

天真爛漫な人だった。

 

さようなら、おばあちゃん。

どうかずっと見守っていて。

 

=遊兎=